それは今年の2月のこと。カワセミ病初期症状が少し重篤化の兆候を見せていた頃。公園の一隅に放列が。デジスコを構える人も混じっている。思い切って訊いてみた。
「なにを撮られているのですか」
「トリ」
完全に拍子抜けしてしまった。それは私でも野鳥を狙っているのはわかる。頼むから思い切って訊いたこちらの立場も・・・なんてどうでも良い事で。妻はこの人々の事を「とりっこ倶楽部」と命名した。このサイトのURLもそこから来ている。
後日、これに懲りて別のたずね方をした。
「どんなトリを撮られているのですか」
「ヤチョウ」
その人は、その後すぐに、
「いや、何が出てくるか、正直なところ判らないのですよ」
と、ニコッとされた。
後日公園での子供たちの野外活動ボランティアをしている知人から聞いた。「ミヤマホオジロが今年は出ているそうですね」・・・へ~、ミヤマホオジロね(正直言ってミヤマホオジロなんて・・・知らなかった)。
なるほど、この「トリ」ですか。黄色がとても綺麗な冬鳥です。南関東で同じ場所で頻繁に見られるのは珍しい事だそうで、それを狙ってこの人たちは来ていたのですね。それにしても樹の高いところに止まってくれたもので、私のカメラではこれが限界。・・・トリミングしています。とりっこ倶楽部のバズーカ砲なら楽勝だろうな。いかんいかん、またカワセミ病が悪化する。
(2010年2月21日)梢に止まったミヤマホオジロのオス
このミヤマホオジロ君、その翌週には私のような貧弱な望遠レンズしか持っていない人に大サービスしてくれた。ほんの目の前にまで出てきてくれた!!君は偉い!!
「頭、どうした?寝癖が付いているよ。」
「しようがないの!これ生まれつきだから!」
(2010年2月28日)
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