晩秋の気配 （番外編）

晩秋の気配を感じる蝶が乱舞していました。ウラギンシジミのオスです。夏の頃からずっといる蝶ですが、この季節にこのオレンジ色は鮮やかです。シジミチョウの仲間ではかなり大柄です。翅の裏側は輝くような白。

 

 

 

 

おそらく、このまま冬を成虫のままで越します。

 

大きすぎる・・・

「これ、大きすぎる。誰かつついて」

とかこのメジロ、言っているように見えませんか。もうすぐ熟し柿になる寸前。

 

 

台風がそれて青空になった秋の日。

 

台風過ぎてお立ち台

台風は南にそれたけど、大雨になった。その大雨が空を洗濯した。そんな空に向かった松の樹の枯れ枝。その先でヤマガラがパフォーマンス。

 

ヤマガラは、これからの季節貯食行動をします。こんな松の枯れ枝などは貯食をする格好の場所でしょうね。

 

 

 

ほんの数秒のパフォーマンスでした。

 

枯れ木で高鳴き

秋と言えば真っ先にモズを思い出します。今年も登場。今年はまずオスにお目にかかりました。

 

枯れ木から枯れ木へとトビながら高鳴きを繰り返す。

 

 

 

いにしえの日本画にこんな構図があったような。モズ。枯れ木で鳴いている。

 

南に向かう旅人（３）

ある水場でこの季節ならではの小鳥が二羽。オスは黄色を基調としたとても鮮やかな姿。今年の春の渡りの季節に撮ったキビタキのオスの写真はこちらに。それに対してメスや若齢のオスはこのような地味な色をしています。群れで暮らす野鳥ではないので、なかなかこのように複数同時に見るのは珍しいです。キビタキ、です。

 

右側の個体は幼鳥に見られる斑点があるように見えます。おそらく左側は成鳥のメスかと思います。

 

成鳥のメス・・・あ、いや、もしかしたら若齢個体かもしれない。識別は大変に難しいようです。

 

 

場所の暗さからなかなかシャッタースピードを稼げません。ようやく被写体ブレが少ないショットが一枚。

 

実はすぐそばに一瞬オスの姿も有ったのですが、残念ながら撮影はできませんでした。

 

金木犀の宴 （その２）

今度の主役は、こいつだ！シジュウカラ。ありきたりな野鳥だけど、なかなか見飽きない。ファミリーで活動。別の種類の鳥さんが一緒にいてもお構いなし。だから思わぬ野鳥が一緒にいたりする。たとえばセンダイムシクイとか。エナガ、メジロ、コゲラなんかはいつものこと。ヤマガラ、ヒガラとかもときどき。

 

金木犀の花をついばむ。季節感満点！盛りを過ぎた金木犀はあまり香りは強くない。でもそのくらいの方がちょうどいいかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

樹の上の？！

いつもは地上に居る人が大騒ぎ。もともとけたたましい声で「チョットコイ」と鳴いているこの人たちがそれこそギャーギャーと。何があったのかわからないけど。で何かに驚いたのか樹の上に飛び上がっている。

 

 

はい。これがチョットコイ、ちがった、コジュケイです。蹴爪が見えますね。オスです。

 

猫でも居たのか？？？騒ぎの原因は、不明。

 

森の中からコンコンコン

森の中から樹を叩く音が聞こえます。キツツキがどこかに居る証拠です。でもなかなか見つからない。どこだどこだと探してみると、枯れ木の裏側に居ました。アオゲラです。

 

 

先日も別の場所でアオゲラをみつけました。ここ一年くらいなかなかお目にかかれなかったので棲息状態が少し心配でしたが大丈夫なようです。

 

で、先日の個体がオスだったのに対して、この個体はメスです。頭の赤いシンボルが後頭部だけにスポット状にあるのがメスのしるしです。

 

数ショットだけでした。別の樹の影に飛び去ってしまいました。

 

カメなんですけど・・・

アオサギと松と亀。何か水墨画でもありそうなモチーフですが・・・。

 

 

残念ながらこの亀たちは、ミシシッピアカミミガメ。こう言うとなにかたいそうなカメに聞こえるかもしれませんが、要は夜店で売られていたりするミドリガメ。こんなに大きくなる。で、飼いきれない飼い主が池に捨てる。それが日本在来種のカメ、たとえばイシガメを追いやってしまう。典型的な特定外来生物の問題。 

 

 

う～ん、それにしてもなかなかおあつらえ向きな構図になってくれない。まあ相手はモデルさんではなくてとりさんだから。文句は言わない。