2010年6月27日日曜日

芝草に樹の切り株が?いえそれもとりさん!

今日は梅雨空でいつもの公園に行けなかったので、以前撮った写真から。これは今年(2010年)4月11日の事。なんだか斜面の芝草に樹の切り株があったのです。子供が躓いたりすると危ないなあと思いつつ、よく見ると動くような気が。慌てて双眼鏡を取り出すとなんとこれ、トラツグミでした。

寅年の今年ですから一度お目にかかりたかった。でも季節柄これがこの春最後のチャンスかも知れないなと思いつつ。
夜行性の野鳥です。そのためか大きな瞳がかわいらしい。でも動かなかったら本当に切り株。
今時は丹沢の山奥とかであの寂しげなさえずりをしているのかな。もう夜も更けてきました。

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2010年6月26日土曜日

飛ぶ!幼子のために?

時折小雨の降る空模様の中。先週見つけたアオゲラは無事巣立ったようです。そしてまた、カワセミのおとうさんはがんばっていました。上流側のどうもゴルフ場の中にある巣穴でまた子育てが始まっているのでしょうか。しきりに狩りをしては小魚を運んでいました。

この杭の上で一休みしてすぐに狩りをはじめます。
時にはこの杭から直接!
ダイブ!
あっあれれ???それ自分で食べちゃうの?(決定的瞬間は逃してしまったけど~)。
そしてまた狩りに行く。

今年二度目の子育ても順調の様子です。
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2010年6月19日土曜日

奇跡?!目の前のキビタキ!

昨日からの本降りの雨が朝まで残り、土曜の日課のテニスは中止。すごすごとテニスコートから帰宅。雨も上がったことだから公園へ。昨冬のミヤマホオジロ出現地点あたりでキビタキのいい声が。頭上高く逆光。露出補正を+2にして待つ。するとまた雨が・・・。傘をさして雨宿り。ずっと声に聞き入っていました。

雨も上がりキビタキの声も途絶えがちに。ゴルフ場の方に抜けるかな、と、思いつつ小高いところへ。キビタキは無理だな、と、あきらめて群れで、家族で騒いでいる様子のメジロにレンズを向けたのですが・・・。梢の方にレンズを振ると。

「ありゃ何だ???」

そこにいたのは、さっきまで頭上でさえずり続けていたキビタキ。それからしばらくモデルさん写真撮影状態に!

このあたりで太陽も顔をのぞかせ初めてくれて絶好のライティングコンディションに!目の中にもきれいに光が入る。露出補正の影響で黒が潰れていない!!

これが最後のワンショット。露出補正を戻そうといったんカメラに手をかけたその瞬間ゴルフ場の方へ飛び去って行きました。

まあ、まさに一言。ビギナーズラック!周りには誰も居なかった・・・。

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2010年6月18日金曜日

プロは走る?

この公園を拠点にしているプロのネイチャーフォトグラファーがいらっしゃいます。小柄な女性。時折公園の管理事務所でも個展を開かれています。いや流石にプロの腕は凄い。この日もちょっと雑談していたら、

「池にカワセミがいるよ」

と、通りすがりの方から声がかかる。次の瞬間彼女は400mm f4のレンズ(小型バズーカ砲)を装着したCANON EOS 40D、それと一脚ごと池に向かって走り出した。池でカワセミを確認するや、キヤノンならではの機関銃のようなシャッターの連射が。(あれはペンタックスでは出来ない芸当)。


「この前、カワセミの親と子供3羽合計4羽が並んだときなんか、16GBのメモリーカードをあっという間に使い果たしました」

そりゃそうだろう。

「キヤノンのサービスの方には、ビデオの方が良いですよ、って言われるんですよね。まあ、シャッターのダメージはしょうがないです」

なるほどプロとはそういうものか・・・。そんな話をしていたら「キ~~!」という鋭い鳴き声を残してカワセミは池の上流に飛んでいってしまいました。その時点で、そのプロの方は別の方向へ走って行かれました。私はゆっくりと上流を追ってみたら、居るじゃないですか。
足の赤さ、嘴の色から見てオスの成鳥ですね。想像ですが3兄弟のお父さん。そういえば最近お母さんの姿を見ません。もしかすると再度卵を抱いているのかも知れません。黒田(紀宮)清子さんはカワセミの研究をされています。彼女の報告をインターネットでみつけました(pdfファイル)。赤坂御用地では2度子育てをするケースも観察できたとの事です。ちょっと期待しています。

あれっ、見つかってしまったようですね。こっそり、そっと背後に回って。

梅雨時ならではの鈍色(にびいろ)を帯びた湖面、それをシルエットにしたカワセミが錆びた鉄の柵にとまる。悪くはないぞと思いつつ、よ~く見るとカワセミの足許にはカタツムリが。左横隅には蜘蛛の姿が。

 
この公園よく見ていると結構みんな仲良しなんですよね。このプロフォトグラファーは特にファンが多いみたい。で、野鳥を観る人にもそれぞれいろいろなスタイルがある。カメラを抱えた方だけでも。
  • ウオーキングの励みにしている、と、おっしゃる方
  • やはりカワセミでしょう!(重度カワセミ病患者?)
  • 様々な野鳥にレンズを向ける方
  • プロフェッショナルな方
  • この公園にだけこだわっている方
  • あちらこちらに足を伸ばされる方
  • 「私は人付き合いが苦手で」と仰いながら良い感じの人
  • 「もう16年観察を続けています」と仰るご婦人
などなど様々な人々が居ます。

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梅雨の晴れ間の再会

週末の天気があまり良さそうも無い。だったら、と、ウイークデーの早朝出勤前に公園を散策してみました。すると遠くからアオゲラの鳴き声が聞こえてきました。そしてだんだんと近づいてくる。

ちなみにアオゲラの声ってこんな感じです。このYou Tubeに掲載された作品は、録音が秀逸です。この公園で久しぶりに見たアオゲラはドラミングはしませんでした。



なかなかの勇姿です。深紅のモヒカンは、この鳥のシンボルマーク。特にオスは長いモヒカンが立派です。
鳴く瞬間をカメラが捕らえていました。嘴の周囲が被写体ぶれしています。逆光で早朝の弱い光。シャッター速度は1/60で解放絞り(f4)です。

シルエットもなかなかいかしています。
ところで、この撮影の直後、いつもこの公園で何も持たずに野鳥観察を楽しまれている常連さんから、

「ちょうどあのあたりに巣に良い感じの洞穴が樹の幹にあるんですよ」

と、聞かされた。

「でもね、人の気配がするとその洞穴には近づかないのですよね」

と。

もう、その場所ではたとえアオゲラの声が聞こえてもこの季節は近づかないようにします。反省の気持ちを込めて。


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2010年6月15日火曜日

白鷺

白鷺には「大」「中」「小」って有るのを知ってますか。ダイサギ、チュウサギ、コサギ。それぞれの違いはグーグル先生にでも聞いてみてください。この公園でよくみかけるのは「コサギ」です。その名の通り小柄な白鷺です。他にアオサギもよく見かけますが、それはまた別のお話。

確かによく見かけるありきたりの野鳥です。でもファインダーを通して見ると綺麗なんですよね、その白い羽の一本一本が。

で、えさをあさる姿がかなり面白い。足で水底をぶるぶる震わせて・・・。またその姿が水面に映るなんていうのも水鳥の面白いところですよね。

時にはこんな姿も見せてくれます。気持ちが良かったのでしょうか羽を伸ばすっていうのはこういう事なんでしょうね。でもこの写真背景がうるさい。後処理で何とかならないか、とSilkyPixに相談したら、

「思い切って背景を真っ黒にしてみたらどう?」

と・・・。



で、やってみた。そうしたらこうなった。何だかイケていませんか?私、かなり気に入っています。こういうのを手前味噌という。こういう事をやっていると、ふと氷酢酸の臭いが脳裏をかすめるのは、私ってもう古い人なのかな。モノクロームだったけど、印画紙に焼き付ける工程のドキドキ感がたまらなかった。ほの暗い暗室電球だけのあかりの下で徐々に浮かびだしてくる映像。デジタルが置き忘れたアナログの思い出。でも時々何気ないきっかけで蘇るのが不思議。


ところでこのコサギ、2010年5月9日に撮影したのですが、拡大してみると意外なことに気づきます。


赤ら顔なんです。これってこのコサギが繁殖期に入っている証拠だそうです。飾り羽も二本立派です。


そしてどこかへ飛んで行く。

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2010年6月14日月曜日

こいつを見くびってはいけない

こいつは、穴掘りが得意だ。しかも樹の幹に穴を掘る。そして巣穴を作る。枯れかけた桜の幹だがそんなことは気にしない。とにかく掘る。


なんでこんなに掘らなくては気が済まないのか。それは判らない。でもとにかく掘る。で、疲れたら休む。そしてまた掘る。

その名はコゲラ。この日本最小のキツツキの木工技術は、決して見くびってはいけない。で、きっとここに営巣するんだ!と期待していたら見事に裏切られた。ど、どうするんだこのあけた穴の始末は?

しかし樹上生活者のキツツキ。それなのに上からのアングルで写真に撮られるのに抵抗感は無いのだろうか。ひたすらに木をつつく。キツツキ。
 
始めの頃はこのコゲラを見つけるのも結構大変でした。が、今は簡単に見つけられます。木々の向こうから「ギョエ~」と、声がしたらそこにこいつは居ます。このコゲラの不思議な事は、よく他の種類の小鳥と行動を共にしていること。エナガの群れに紛れていたり、シジュウカラの家族に居候して一緒に飛び回っていたり。
野鳥写真のベテランさんの前で、軽く「コゲラかぁ・・・」と、つぶやいたらたしなめられました。コゲラの周りに注意すると意外な発見がある、と。全く同感です。公園の中にた~くさん居ます。
コゲラだからと言って見くびってはいけないのです。
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2010年6月13日日曜日

難儀させてくれる・・・

普通にいるんですよ、この公園にこの小鳥は。さえずり声だって誰もが知っている。でも、姿を捉えるのには難儀するのです。特にこの季節。青葉が茂る頃は。さあて、だ~れだ?

「えっ私の事?」
「そう、あなたの事!」


「ホ~~ホケキョ、ケキョケキョケキョ・・・・」

はい、正解!ウグイスです。この個体、とてもさえずりが上手で、特に谷渡り(ケキョケキョ・・・と言うさえずり)の美しさが絶品でした。そして姿を見せてくれたのは良いのですが、やはり茂みの中。良い声だなあ・・・と聞き惚れていたら姿が見えなくなった。


ところがしばらくしていきなり頭上で「ホ~~ホケキョ」!!しばらくずっと上を向いていたら頭が痛くなってきてしまったのは片頭痛持ちの悲しいところ??

結局まともな姿は撮らせてくれませんでした。写真は後処理とトリミングの嵐です。

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2010年6月12日土曜日

新兵器?導入

まず、カワセミ病が発病した地点に今朝、早朝。幼鳥ですね。元気に育っているようです。まずこのショットが今年の1月に撮れたのがそもそもの運の尽き?だったわけで。でも野鳥の写真を撮るということは歩くことにもなりますし、早起きもすることです。健康的だと思いますが、どうでしょう?


DA★300mmF4ED[IF]SDM を購入、今まで使っていたDA55-300mmF4-5.8ED ではなくて今日は新しいレンズを初めてつかってみました。たしかにこれがこの病気の問題で、設備投資は始めるときりがない。でもペンタックスには超望遠系のラインナップが貧弱なので助かる、のかな?



兄弟のツーショットも撮れました。まだオスかメスかわかりませんから、以下は正しくはないですが、ちょっと妄想。

弟 「兄ちゃん、腹減ったねえ」
兄 「自分で食べるもの見つけてきな」
弟 「・・・」

 


そのころ隣の大きな池ではお父さんが大人の貫禄を見せつけていました。
 
そして最後に。なんだかモネとか、印象派の絵画みたいなのが撮れました。こんなのがあっさり撮れてしまうこの新しいレンズ。解像度も高く、オートフォーカスも速い。なかなかのお気に入りになりそうです。
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