2020年10月10日土曜日

飛ぶ、ということ

鳥って重力に逆らって空中に浮遊して飛ぶってたいへんだよな、とずっと思っていた。でも、最近ちょっと考え方が変わってきた。「重力に逆らう」ほどではな程度に体重を軽くして、筋力が維持出来ていて、エネルギー貯蓄もうまくできるのならば、むしろ我々のように地上を這いずり回るより、よっぽど効率的に、しかも高速に移動できるのではないか、と。
このカワセミは、短距離ランナーだ。短距離ランナーであっても、あのスピードがいきなり出るのはやはり空中と言う移動空間を得ているからですよね。地上であのスピードを出そうとしたら、チーターさん、やっぱり大変ですよね。しかも短距離といってもかなりのキロメートルの単位近く飛べるはず。

ちょうど、渡り鳥の季節。たとえばヒタキの仲間とか、よくもあんなに小さな体でマレー半島とかまで飛んで行けるものだ。しかもかなり短時間に飛びきってしまう。えらいもんだ、と、思っていたけど、そこは空中と言う空間の移動手段を獲得したアドバンテージがあるに違いない。おもしろい生き物だ。その意味ではアサギマダラとかアキアカネとか昆虫の中にも長距離を移動する種類がいる。昆虫も空中と言う空間を得たがためなんですよね、きっと。




1 件のコメント:

kojack0715 さんのコメント...

カワセミと紅葉の始まりとのマッチングが素晴らしいです。