「ケエツグリのあたまに火(ひ)ん點(ち)いた、
潜(す)んだと思うたらけえ消(き)えた。」
(北原白秋の詩、「かきつばた」より)
いつもの公園の真ん中の池の真ん中に、珍しいお客様が来ていました。カイツブリです。「ヒョロヒョロヒョロヒョロ・・・」と特徴的な鳴き声でわかりました。完全に夏毛。潜(す)んだと思うたらけえ消(き)えた。」
(北原白秋の詩、「かきつばた」より)
この水鳥は完全潜水型です。しかもかなり長時間潜水します。で、どこで浮上するかわかりません。潜水して居なくなったなと思うと、思わぬところにひょっこりと現れることもしばしば。あれれっ、どこかに飛んでいってしまうのかな、と思ったらフェイントでした。
北原白秋は、夏の炎天下、カイツブリの頭に火がついた、とでも想像したのでしょうか。潜水したらその火も消えた、と。
鳴いている時の姿です。のどを膨らませて「ヒョロヒョロヒョロヒョロ・・・」と鳴きます。その声ですぐに居場所がわかる。
冬はこんな格好だったんですよ。小柄な水鳥です、手前のカルガモの大きさに比べればよくわかる。
子育ても一段落して、遊びに来たのでしょうか。少し珍しいお客様でした。
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