2012年5月27日日曜日

ようやく私の番

頭上高く、梢の先、じゃなくて梢の先の少し下の若葉の中でずっとさえずり続けていたキビタキ。同じフィールドで撮影する皆さんが次々にその姿を捉えているのに私は・・・。今日も、ひたすらその美声を聞き続けるだけだと思った。そのさえずりがとまったらなんとすぐそばに黄色い影が。見間違えだと思って。すぐ目の前に出てきたコゲラの親子を追い始めた。親子の競演でそれはそれで可愛かったのだが。
あれっこれはコゲラじゃない・・・。
 
目の前にあらわれてくれました。ほんの一瞬。下の写真はほとんどノートリミングです。
 
で、大きな口をあけてまたさえずり始めたのだけど、こんな枝の向こうじゃあ。(写真の後処理を強く行っていますので、不自然な感じになってしまっています)。
 
そしてお食事。尺取り虫は必死の抵抗を試みているが、まず勝ち目はないでしょうね。
 
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2012年5月20日日曜日

山の湖の帝王?

丹沢の人造湖畔の林道を散策。オオルリ、キビタキ、センダイムシクイ、ツツドリ・・・声はすれども姿は全然見つからず。カメラと三脚が重く感じだしたころ、湖上の大空になにやら猛禽類が。大きさは、トビと同じくらい。でも尾羽が三味線のバチとは違う。そもそも色が白でなかなかいかしている。しかし、オオタカとは違う。
 
ミサゴ、です。大きな魚を狙う漁師系猛禽類。残念ながら狩りの瞬間は見られませんでしたが。 
空は高曇り。いわゆる白抜けにどうしてもなってしまいます。後処理で無理に白抜けした空から青みを引きだそうとしても限界があります。
 
こういうときは、思い切ってモノクロで仕上げてみるのも悪くはないですね。長い翼と精悍な顔つきが湖上の帝王といった風格です。
 
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2012年5月7日月曜日

トビに導かれて

丹沢の深い森から飛び立ったトビを追撃する形で戦闘機がスクランブル発進!
三脚、クイックシューからカメラを外して手持ち撮影に切り替え。
とりあえず手ぶれ補正だけは投入。・・・このシャッター速度だったら要らなかったな。
むしろ本当はEVを+2とかにセットしたほうが良かった。まあ後の祭り。
で、被写体をロック、しきれなくてもとりあえずシャッターを切る。ピントなんか後からついてくれば良い!

 
トビにスクランブルをかけたのは、オオタカ。よく見ると風切り羽などに綻びが目立つ。営巣の季節だから戦いもあったのかもしれない。
 
トビとの戦いはあっという間にオオタカの圧勝。三脚からカメラを外しているときにトビとオオタカの交戦シーンもあったのだけど撮り逃がしてしまった。残念。
 
新緑の深い森の奥に消えていきました。おそらくその先に巣があるのでしょう。
 
生態系の頂点に君臨する王者オオタカ。威風堂々というよりも精悍という表現の方があっている。
ちなみにこの4枚はすべてノートリミングです。

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2012年5月6日日曜日

目の高さ

ホオジロ、特にオスはこの季節高い木のてっぺんで縄張りを主張するさえずりが中心。目の高さにおりてくれるなんてちょっとラッキーでした。
 
新緑が絡んでしかも背景が濃い緑。これも良い感じに小鳥が引き立ちます。
 
 
ホオジロのオス。珍しい野鳥ではありませんが・・・。先日ヤマビルにたたられた東丹沢に再訪。遅い時間だったのでオオルリとかには逢えませんでした。雷に追われて帰りました。
 
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2012年5月4日金曜日

現像処理のやりなおし

天気が今ひとつで撮影に行けず。行っても高い梢でさえずる声が聞こえるだけ。2年前に撮影したデータを引っ張り出してきて現像処理をやり直してみました。主役はキビタキのオスです。カメラはPENTAX K-20D。
 
まずホワイトバランスを調整。翼の下の白い部分に緑被りが見えたので、そこを基準にホワイトバランスを調整。緑被りを除去。
 
精悍さを出すためにコントラストを上げて、またフォーカスもシャープに。ガンマ値を心持ち下げて黒を引き締める。そして、ノイズを消去。
 
さらにあごのオレンジ色が飽和していた感じなので、ファインカラーコントローラでオレンジ飽和の緩和を選択。若葉が露出オーバーになっていたので、やはりファインカラーコントローラで該当色の明度を抑える。
 
SILKYPIX Version 5を活用。だんだんと調整のコツがつかめてきた感じです。

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2012年5月2日水曜日

早朝と夜は雨、昼は持ち直す

「早朝と夜は雨、昼は持ち直す」というのが天気予報だったと思います。でも実際は昼もまとまった雨が。天気図を見てその天気予報には疑問を感じていたのですが・・・。で、とりあえずその天気予報を信じて小雨の中を東丹沢の林道へ向かいました。
林道入り口の駐車場から10分くらい歩くと、目当ての小鳥のさえずりが聞こえてきました。ただ、この小鳥は高い樹のてっぺんとかが好きでなかなか見つからないのがお約束。どこだどこだと探していたら、たまたま飛んだトビが教えてくれました。谷筋の林道から尾根を見上げて、尾根の樹木のてっぺんにいました。雨模様だったので、テレコンを付けると防水機能が落ちるので300mmの望遠のみで、トリミングしてもこれが限界。証拠写真にもならない。でも、夏の青い鳥、オオルリです。 
今年は、例年に比べて飛来数が多いという話もあります。さらに林道に沿って奥に歩を進めると比較的近くの枝にとまってくれました。と言ってもかなり遠く、しかも小雨模様の曇天のバック。条件は悪すぎ。後処理でがんばってオオルリのコバルトブルーを引っ張り出してみましたが、「青い鳥」であるのがわかる程度が限界。

でも、この青い鳥と、あと黄色いあいつを見ると、初夏だなあと思うのです。黄色いあいつも声は聞こえますよ。姿をカメラで捕らえるには至っていませんが。途中から雨の降り方が「小雨」とは言えない状態になったため、切り上げました。

家に帰って、靴下を見てびっくり。一瞬気が遠くなりそうでした。直径5センチほど鮮血で真っ赤。これ、ヤマビルの仕業。これで伝染病が、とか、アレルギー反応が、とかいう心配は無いと言っても、出血がなかなか止まらないのは全くもって厄介。ヤマビルの被害は梅雨時からと思い込んでいたのが失敗。これから丹沢に行かれる方はご注意を。

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