2021年3月26日金曜日

寒候期の振り返り(ひとまわり小さくて)

シジュウカラ!ではないんですよね。一回り小さいのです。決定的な違いは胸にネクタイのようなラインが無いのです。シジュウカラは(特にオスは)ダンディーに決めていますね。時々足まで黒かったりします。
この冬は、久しぶりに、この子も来てくれました。ヒガラです。シジュウカラと同じ種類ですね。どちらかと言うと針葉樹の高いところが好きで、冬でも写真に捉えるのがてこずるタイプ。しかも、動きが速い。このときは・・・ちょっと違いました。水浴びに湿地に下りてきたところ。



ああ、さっぱりした!そんな感じでしょう。

こちらも、おそらくもう山に帰って行ったと思います。


2021年3月25日木曜日

寒候期の振り返り(枯木に花)

♬鳩笛に涙する人よ・・・

NHKみんなのうた、ずっと昔、長谷川きよしさんの歌。雨にけむる岩木山。ものすごく旅情を誘った。実際に訪れて、期待以上に美しかった。そんな気持ちが一気によみがえった。枯れ木に一点見まごうほどの鮮やかさ。はじめはワカケホンセイインコかと思った。
アオバトのオスです。アオバトと言うと大磯の照ヶ崎に海水を飲みに群れる夏のアオバトがあまりにも有名。冬もこの地にとどまっているのだけど、なかなか見かけるチャンスはない。ましてや夏場はこの色は完全に緑に埋もれてしまう。
枯木に花、とはよく言ったものだ。レモンイエローと若葉色のグラデーション。それと紫色の翼。まさに一輪の花が咲いたよう。
冬の、里の、森





2021年3月21日日曜日

寒候期の振り返り(くろい)

この寒候期は、この黒い小さなとりさんも、よく姿をみせてくれた。とはいえ、比較的物陰、藪のなかなどが好きで、神経質(臆病)な性格かすぐに姿をかくしてしまう、撮影対象としては手ごわい。クロジ。特にオスはこのように黒い。
この鳥も間もなく高原に移る。するとさえずりだす。私はクロジのさえずりは聞いたことがない。



そう、陽の光を受けるなんてなかなかない。


2021年3月16日火曜日

White's Thrush : 寒候期の振り返り(金色に輝く鳥)

地上にいることが多い習性があるこのとりさん。トラツグミ。枝に留まっているシーンは貴重です。光の調子が良くて、黄色い斑紋が金色に輝いているように見えました。

もう間もなく、深山幽谷に住処を移す頃でしょう。丹沢山塊の山奥などが夏を過ごす場所です。





2021年3月14日日曜日

囀らないのは

ウグイスがしきりとさえずるようになりました。段々声も大きく、調子もよくなってきました。ですが、このウグイスは地鳴きするだけ。恐らくメスですね。ウグイスの雌雄同定はとても難しいはずです。
とにかく藪の中に暮らすこのとりさん。姿を捉えるのはとても難しい。チャンスに恵まれることが限られます。今日は、目の前に。こんなの、滅多にないことです。大体動きがとても激しく、さらに警戒心も強いウグイス。



見つめられてしまいました!これ、しばらく、と言ってもおそらく数秒続きました。レディーに見つめられた感じ。


2021年3月13日土曜日

Bullfinch : 寒候期の振り返り(ウソ)

昨年初冬のころ。視線の先を横切る影。あれはもしかして・・・。
鷽(ウソ)でした。天神様の「鷽替の神事」の「鷽」です。とても美しいとりさんで、人里では特に冬に見られます。平地まで来るのは珍しく、見つけると嬉しいとりさんの一つ。ある年、平地でも多く見られたこともあるのですが、ブログを見返していたら、2,012年のことだったんですね。
特に緋色の襟巻はオスの特徴。この時はオスが3羽いました。



そろそろ寒候期が終わります。残念ながらウソが見られたのはこのタイミングだけでした。

2021年3月8日月曜日

Pair : 行動変化

日本最小のキツツキ。もっともありふれていて、都心部でも見られるチャンスがかなりあるありふれたとりさん、コゲラ。これまでは単独行動が中心でしたが、ここにきてペアで行動する姿をよく見るようになりました。行動変化。これも春の兆し。

これらのような冬色だけではなく、このような春色も拾いやすくなってきた、今日この頃。





2021年3月4日木曜日

A bit rare: ちょっと珍しい・・・

落ち葉をガサゴソやっているとりさんがいました。昨年、歳が押し詰まった頃のこと。ツグミか、シロハラか、ガビチョウか、と、思ったけど、様子がかなり違う。

ヤマシギ、でした。この場所では見られないことは無いのですが、年に一度見た人がいるかいないか程度。毎年必ず見られる有名な場所もありますが、こちらはちがいます。



私は初めて見ました。なかなか愛嬌のある顔かたちをしている冬鳥。


2021年3月3日水曜日

Spring! : 春の風景

冬場は何羽もの群れで生活していたエナガ。最近二羽で行動している姿をよく見ます。営巣期に入ったんですね。木の陰で何か一生懸命やっているエナガを見つけました。
さて、何をやっているんでしょう。

この写真でわかりますね!

苔を集めているんです。苔は巣材になります。エナガは苔と蜘蛛の巣を綺麗に編み込んで丁寧なつくりの小さな巣を作ります。NHKの番組によると、保温材にはダウン(鳥の羽毛)を使うようです。猛禽類に襲われた哀れな鳥の遺骸から集めるなんていうシーンも取材されています。猛禽類と面白い関係を持っているんですね。