人の営みと共にあるショット。田起こしをする巨大な農機具(トラクター)の手前に居るタゲリ。
さらにプラスチックのケースに向こうに居る姿。
タゲリは太古の昔から営々と続く人の営みの傍らに居た。その場所の生態系に適応した。それが今に続いている。だから、タゲリにとって人の存在そのものが自らの存在に必須のもの。田起こしをする、堆肥を熟成させる。その中にいる小さな虫たちがこのとりさんのごちそうだ。
もし、人が、経済性という尺度のみで残留性の高い農薬をふんだんに使ったらどうなるか。おそらく、タゲリを育む虫たちが見られなくなってしまうだろう。
人の営みの傍らに、今年もタゲリが居る。それは自然界と人間の信頼関係のバランスの中にある。これ、信頼関係が崩れるといずれは人間界にも不利益が起きるかもしれない。その段階で、実は経済的な合理性が低いことに気づいても手遅れかもしれない。
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