2018年2月18日日曜日

御山の大将

ほころび始めた梅林。その木の下にできていたお山の上でルリビタキのオスがお山の大将を気取っていました。なんのお山か。これは堆肥のお山です。梅林を管理する地方公共団体が、管理する公園などで出る剪定枝や地元の酪農家から分けてもらう牛肥などを使って作るそうです。
何かうれしそうなとりさん。それもそのはずです。
ちょっと後を向いていますが、このお山の中には生パスタがいっぱい。おなかいっぱい食べられるのです。
その横では職員の方が別の木の下にもお山を作っていました。

まったく頭が下がります。

里山空間を目指している場所などの公共の場所で、その場所にいこう利用者は、公共サービスに頼り過ぎているのではないかと思うこともあります。中には、このようなサービスをする側の処置に不平不満を漏らし、それでいて何らかの(たとえ少しでも構わない)協力、協調を一切しない。何か出来るはずなのにしない。そのような人もだいぶいるようで気になります。

これから公共団体の財政もさらに苦しくなるでしょう。そのような中で、このようなサービスレベルを維持するのが困難になってくる可能性が充分にあります。その危機を救う手段の一つとして住民の積極的な参加は有効なはずです。それをせずにただ不平不満をまくしたてるだけというのはいかがなものかと思います。

一方で、公共サービスの側も利用者に対して、もう少し丁寧な説明や、市民が申し出る支援に信頼する姿勢があっても良いかもしれません。たとえば、なぜこの樹木は伐採する必要があるのか、どのようなことをしてもらえると助かるのかなど。

お山の大将を見ながら、この作業をされていた方々のお話を伺って感じたことです。私はこのような場所を管理されている方々を信頼し、理解し、敬意を払い、そして出来る事は協力させて頂く姿勢を持ちたいと思います。

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