2017年10月15日日曜日

還りキビタキ

夏と冬の入れ替わりの時期。今年は最初に撮影したのは4月22日のことでした。帰途についたキビタキは木の実も積極的に食べます。ミズキの実にやってきたのはオスのキビタキ。この羽根の鮮やかな黄色は植物の実のアントシアニン(色素)によるものだと言っている人がいましたが本当でしょうか。

ミズキの樹のすぐそばにキビタキのメスがいました。メスは春から夏にかけては営巣のためか神経質でなかなか姿を見せてくれません。秋はキビタキのメスを見かけるチャンスでもあります。

水場には別のキビタキ(メス)がいました。
ちょっと小首をかしげたこの姿は、どんなとりさんでも可愛く撮れるような気がします。
アバンギャルドな色彩をまとったオスに比べてメスは本当に地味です。こんな小さな鳥がこれからマレー半島の方まで旅をするというのはなかなか想像しにくいことです。無事旅立つように。また来年の春に戻ってきてくれますように。

2017年10月14日土曜日

秋色の山雀

秋色に似合う野鳥だと思います。この茶色、アイボリーそれから紺鼠色の翼。山雀です。なにか見つけたのでしょう。しきりとついばんでいました。






2017年10月10日火曜日

秋色、ほのかに

秋色は広葉樹の葉から見えてくる。黄色、褐色が弱い緑とあいまってくる。そのような樹木とコゲラはベストマッチだと思う。



やはりコゲラは縦位置かな・・・。

2017年10月9日月曜日

威嚇?

何かと賑やかなこのとりさん。関東地方では夏も留まる個体が居る一方、北に避暑に行く個体もある。なかには北海道まで津軽海峡を渡って行く事もある様子。この時期は北に行った連中が戻ってくるころで、賑やかさにも拍車がかかる。
ヒヨドリです。お立ち台みたいなところにとまった。まあ普通はシャッターを切る対象被写体ではないけどカメラテストも兼ねて切っておくか、といった案配で何ショットか。
むむっ、なんだかこっちを向いてきたぞ。
一喝喰らってしまったかのような。聞きようによっては、ヒヨドリの鳴き声って。

「カ~~ツッ」

って聞こえません? ・・・聞こえないか。

2017年10月2日月曜日

あかとんぼ (番外編)

アキアカネが今年も長い旅路の末に戻ってきました。このあかとんぼの生活史は初夏に始まります。里の田圃で羽化したアキアカネは盛夏のころまでは高原に移動して暮らしています。八ヶ岳山麓などでアキアカネが群舞しています。それがこの季節になると戻ってきます。
ゆうやけこやけのあかとんぼ
負われて見たのはいつの日か

 子守の奉公人に負われて見たのがこの赤蜻蛉なのでしょうか。三木露風。羽化したばかりの初夏の風景を思います。

やまのはたけの桑の実を
小篭に摘んだはまぼろしか

梅雨時の思い出です。私が子供の頃は西多摩の地にはあちらこちらに桑畑がありました。濃い紫色に熟した桑の実のほのかな甘さ。口の周りに色が付いてばれてしまう。
十五で姐やは嫁に行き
お里の便りも絶え果てた

奉公人の娘。数えで十五歳になってもう嫁いで行ってしまった。その寂しさ。姐やのふるさとは山里だったのでしょうか。時折来るふるさとからの便りを無心で読んでいた。そんな姐やの姿もまぶたに焼き付いていたのでしょう。

そして。

ゆうやけこやけのあかとんぼ
とまっているよ、竿の先

竿はイネを乾燥させるはぜかけの竿でしょうか。尾花が咲き、秋風に乾いてきた稲穂がかさかさと音を立てます。今年も姐やのふるさとから帰ってきました。アキアカネ。何気ない里の日常の中に。


2017年10月1日日曜日

まあ、悪気が無いのは判るけど

防鳥ネットの上で何やっているのかと思って見ていたら。何とこのカルガモたち・・・。
喰っている!




防鳥ネット破れたり。って、破らずにも食べられてしまう。
今日、この田圃稲刈りをしていた。カルガモの楽園も潰えたか。