赤い実はぜた

秋も深まり、というかもう立冬過ぎたのだから初冬と言うべきか。木の葉が落ちると鮮やかな木の実が。マユミの灌木。もちろんこれは「真由美」ではなくて「真弓」。いにしえにはこれで弓を作ったとか。

 

そのマユミの実を選りすぐっているのがコゲラ。キツツキだから樹木に隠れている虫とかが好みのはずだけど、この季節は木の実にも興味がある様子。

 

 

赤い実をくわえた瞬間。

 

瞬幕を閉じた目がなんだか微笑んでいるように見えませんか。

 

 

小春日の飛翔

野鳥の写真の愛好家の中には「鳥は飛んでなんぼ」という考え方をされる方もいます。そのような写真を「飛び物」と、言ったりします。私は飛び物は全く苦手。でも明るい小春日和に助けられて久しぶりに・・・。カワセミの飛び物です。

 

このアングルだとカワセミが紅葉の中で保護色になってしまいますね。

 

ホバリングから・・・狙って・・・。

 

 

ダイブ！・・・でもこの時は空振り。

 

 

かなり大きな獲物もその後で捕れた。

 

小春日和の逆光

初冬の光は高度が低く、色温度が低い。その日差しを逆光でカワセミが浴びている。紅葉真っ盛り。

 

このショットちょっとしたお気に入り。

 

 

 

そして久々の飛びもの。

 

今日は三脚使用せず、手持ちだったので手ぶれのショットも多かった。でもなんだかピンぼけもたまにはいいかも。印象派の絵画のタッチのような。

 

秋色深まる

立冬を過ぎて、都市公園の樹木も秋色がますます深まって来ました。冬に備えてとりさんたちも食欲旺盛です。シジュウカラ。エノキの実を見つけました。

 

ちょっとコントラストを強めにしてドラマチックな仕上げに。

 

 

小鳥の嘴にしっかりとピントが合いました。

 

「く、くえるかな？」

 

冬の役者がそろってきました

一瞬ホオジロのメスかと思いましたが・・・。真っ白な腹部を見るとこれはカシラダカですね。去年もたくさん飛来した冬鳥です。今年も来てくれました。

 

かなり遠くだったのでちょっと厳しいですね。まあでも来てくれたという話だけでも。

 

 

 

大群！

これも季節柄、とも言えるでしょう。エナガが大群を作っていました。おそらく30羽はくだらないでしょう。エナガだけではなく、シジュウカラ、メジロ、コゲラも一緒に行動。ヤマガラやヒガラ、キクイタダキが入ることもあります。だから、「な～んだ、エナガか」とか「な～んだ、シジュウカラか」と思っていると「な～んだ」じゃないのを見落とす可能性があります。

 

常緑樹の中に入るとなかなか見つからない。瞬間太陽の光が入ったところをイタダキ!

 

こうして木の実をついばむ姿は愛らしい。しかもこいつ、基本的に重力を無視するような姿勢を平気で取るし。しかも動きは俊敏だし。

 

 

一年中居るやつと

一年中居るやつと冬だけ来るやつが鉢合わせ。ホシハジロの行列を袈裟にかけたのがカルガモ。

 

そんなカルガモがちょっと器用なことを。

 

お立ち台でバレリーナ。

 

くもりの日は

曇りの日は、シャッター速度を上げにくい。だから動きの激しい被写体には不利です。しかも私は「サンニッパ」とか「ヨンニッパ」とかを持っているわけではない。持っているのは「サンヨン」それに1.7倍のテレコンバータを使うとF 6.7が開放露出となってしまう。

でも、その一方で、曇りの日は色彩を表現するにはとても適している。今日は、アオゲラがつきあってくれた。ほぼ頭上くらいの場所に。もちろん樹木を叩いているところは思い切り被写体ブレになってしまうけど、止まった瞬間は大丈夫。

 

とても頭頂部のスカーレットレッドが鮮やかな個体。後処理でむしろこの赤の彩度を下げようかと思ったくらい。

 

 

 

夏の間はアオゲラは完全に保護色になってしまいなかなか見つかりませんでした。紅葉の季節を迎え、これからはアオゲラもみつけやすくなるはず。

 

銀塩の時代も、印画焼き付け処理が大好きで、夜になると後処理をよくやっていました。もちろんモノクロでした。それが今やPCでカラーでいろいろ出来る。良い時代になったものだと思います。撮影時はRAWデータで保存。それを元にして後処理で自分の見た印象に近づけるようにしています。ただ今日のこのアオゲラの頭頂部の「赤」には若干の戸惑いを感じています、正直なところ。

あのひとたち・・・うるさいわね

「あのひとたちうるさいわね」
「ほんとうだね」

と、語り合っているのがホシハジロ。バチャバチャやっちゃっているのがキンクロハジロ。

 

 

で、バチャバチャが終わったら結局何事もなかったように。

 

何でこのホシハジロの周りだけ円形の水紋が出来るのか。不思議だ。