やはり季節ですね。カワセミの親子が出てきました。まずは母親。やはり少し育児疲れかな。でも魚捕りのテクニックは最高。
そして、これからは幼鳥。幼鳥と行っても親離れはかなり進んでいますね。このまま育ってほしいと祈りたい。
ところで、このところずっとカワセミの写真を撮る気になれずにいました。もちろん、カワセミが獲物を捕らえるダイナミックな一瞬を切り取るゾクゾクする感じが失せたわけではありません。でも、この半年くらい、いつもの場所にほぼ毎日、時には夜明け直前から昼過ぎまでもの長い時間、徹底的に執拗にカワセミを追いかけまわすカメラマンが居るのに辟易としている。その人たちとレンズをならべるのに対する大きな抵抗感がカワセミの居る場所に足が向かなくしています。これは、良い写真を追いかけるのが第一なのか、それとも自然の営みに愛おしさを感じるのが第一なのかの違いなのかもしれません。写真機材が劣ることの負け惜しみではもちろん無く、あくまでも私の価値観は後者が第一だからだと思います。
NACS-J 自然観察指導員東京連絡会のメールマガジンの最新号に以下のような記述がありました。私は、このアピールには強い共感を覚えます。以下、引用します。特に今は営巣の最盛期。充分過ぎるほどの配慮をするべきです。
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最近、野鳥の写真を撮る人たちのマナーの悪さが目立ちます。
今回、野鳥写真展に協力させて頂いていますが、一番目立つところに以下の内容を掲示しました。
「野鳥の撮影はマナーを守って!」
- 人間に見つめられるのは鳥にはストレスです。
- レンズは大きな目であり銃口に見えているかもしれません。
- 長時間野鳥につきまとうのは止めましょう。
- 多人数でとり囲むのは鳥にとって迷惑です。
- 鳥の気持ちになって考えてみてください。
- 撮影しやすいようにと樹木を折たり、草を刈る、川の石をどかす行為。さらにそこにとまり木を立てたり、流れをせき止めて池を作ったり、水槽を置くなど、環境を改変する行為はやめましょう。
- 足元の草花を踏みつけていませんか。
- 自然のままの姿を記録しましょう!
- 抱卵・育雛中は一番鳥たちが敏感な時期です。
- 人が近づくことで繁殖に失敗するリスクが高まります。
- 巣に近づくこと、写真撮影は慎みましょう。
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